バイクや車のバッテリー交換・補充の際、バッテリー液の種類を間違えると、思わぬトラブルにつながることがあります。今回は、バッテリー液の基礎と「電装店」についてご紹介します。
バッテリー液の種類に注意！
市販されている「バッテリー補充液」は、**精製水（純水）**であることがほとんどです。これは、使用中のバッテリーで液面が減ったときに補うためのもので、新しい乾式バッテリーに最初に入れる液（＝電解液／希硫酸）とは異なります。
乾式バッテリーには初期注液として必ず電解液（希硫酸）が必要です。
電解液は劇物にあたるため、法規制があり、ホームセンターやカー用品店では単体で販売されていません。通常はバッテリー本体に付属する形で提供されます。
なお、当店ではバッテリー液（電解液）が別売りの商品を取り扱っている場合がございます。
そのため、液の準備や注入はお客様ご自身での対応が必要となり、液の種類を誤ると正常に作動しない可能性がございます。ご購入前に商品説明をご確認いただき、必要に応じて専門業者にご相談ください。
電装店とは？
「電装店」とは、車やバイクの電気系統（バッテリー、配線、ライト、スターター等）の修理や取り付けを専門に行う整備工場や業者のことです。
今回のような電解液の注入や電気系統の確認については、YUASA（ユアサ）バッテリーの特約店などで相談できる可能性があります。
当方から特定の業者のご紹介はできませんが、
お近くのバイクショップ、電装専門業者、または「バイク 電装 修理」などのキーワードで検索いただくと良いでしょう。
まとめ
バッテリー液の選択を誤ると、セルが回らない、ライトが点かないなどのトラブルに直結します。
バッテリー交換・補充の際は、液の種類と用途をよく確認し、困ったときは専門店に相談するのが安心です。
✅ ハーレー純正バッテリー（AGMバッテリー）について
ハーレーダビッドソン純正で採用されている「AGMバッテリー／Absorbed Glass Mat バッテリー」は、
あらかじめ電解液が吸収された状態で密閉されています（＝液入り・メンテナンスフリータイプ）。
写真はハーレー純正バッテリー 品番66000208B（主にスポーツスターなど）