ハーレーダビッドソンのエボリューションエンジン(通称EVO)で「3拍子(トリプルビート)」を出すことは、ハーレー乗りなら一度は憧れるカスタム手法のひとつです。
ここでは、3拍子アイドリングを楽しむメリットとデメリットを分かりやすくまとめました。
3拍子とは?
ハーレーのVツインエンジンは、もともと等間隔ではない点火タイミングを持っています。これを調整し、アイドリング回転数を極限まで下げて点火タイミングや燃調を調整することで、
「ドッ、ドッ、ドッ…」
という3拍子のリズムを楽しむことができます。これが昔ながらのハーレーらしさを感じさせ、多くのライダーに人気です。
メリット
- 独特の鼓動感と雰囲気が楽しめる
ハーレーならではの「ドコドコ感」がより強調され、所有感や満足感が高まります。 - クラシックな雰囲気が出せる
旧車のようなアイドリング音を演出でき、ビンテージスタイルのカスタムにマッチします。 - 燃費が若干良くなる可能性
アイドリング回転数が下がることで、燃料消費が抑えられる場合があります。
デメリット
- エンジンへの負担が大きい
アイドリング回転数を下げすぎるとオイルの循環が悪くなり、エンジン内部に悪影響を及ぼすことがあります。 - 発電量が低下し、バッテリーに負担
発電量が少なくなり、バッテリー上がりのリスクが高まります。 - クラッチやミッションへの負担が増える
アイドリングが安定しないと、クラッチ操作やギアチェンジ時に影響が出ることがあります。 - 発進が難しくなる
アイドリング回転数が低すぎるとエンストしやすく、発進時の操作がシビアになります。 - 調整が難しい
点火時期や燃調をシビアに調整する必要があり、自分でやる場合はスキルが求められます。ショップに依頼すると調整費用が発生します。
まとめ
ハーレーダビッドソン・エボリューションで3拍子を出すと、クラシックな雰囲気や鼓動感を存分に楽しめます。ただし、エンジンや電装系への負担が大きいため、やり過ぎは禁物です。
適切なセッティングとメンテナンスをしっかり行い、ハーレーライフを楽しんでください!